口に入れたときに牛肉と深煎りした野菜の旨味がぎゅーーーっと口の中に広がり、咀嚼とともに鼻から赤ワインの香りが抜け、トマトのさっぱりとした後味を感じる。ごろごろとした香ばしいひき肉とやや触感が残った野菜をまとったモチモチ生パスタは何度口に運んでも次が欲しくなる強い旨味。これが幸せかと感じずにはいられない。
嫁に美味しそうに頬張る姿を思い浮かべただけでニヤニヤしてくる。
俄然ボロネーゼの気分になってきた!
至福のボロネーゼソースのレシピの材料(2人前)
材料 | 分量 |
---|---|
ひき肉(合挽) | 200g |
玉ねぎ | 1/2個 |
人参 | 1/2個 |
セロリ | 1/2本 |
赤ワイン | 200cc |
トマト缶 | 1個 |
ナス | 1本 |
オリーブオイル | 大匙2 |
にんにく | 2片 |
至福のボロネーゼソースの調理
具材を細かく刻む
野菜はみじん切りで出来る限り細かく刻む。細かい程、煮込んだ際に牛肉やソースとの一体感が生まれ、完成度が高くなる。食べた人の喜ぶ顔を想像しながら無心で包丁をトントントン。
野菜を炒めるいわゆるソフリット作り。オリーブオイル大匙2をフライパンに敷き、玉ねぎから炒める、最初は強火でも良いが、透明になってきたら弱火でじっくり約15分炒める。多少の焦げは許容されるが、焦げすぎるとボロネーゼの深い旨味に苦味、雑味が含まれてしまう。玉ねぎが茶色になってきたら、人参、セロリを加えさらにしんなりするまで炒める。じっくりじっくり根菜の旨味を引き出してあげるように、おいしくなーれおいしくなーれと唱えながら木べらでペタペタ。
肉を炒める
中火でオリーブオイル大匙1を加え、にんにくを加える。やや香りが立ってきた程度で強火に切り替えてひき肉を投入。にんにくの香りがついた油をまとわせるに軽くほぐしたら放置。炒めるというより、“焼く”。ひき肉にやや焦げ目がつける感じが香ばしさが出て良い。
赤ワインとトマト缶で煮込む
ひき肉に香ばしい焼き色が付き、概ね火が通ったら赤ワイン200ccを加えて煮込む。アルコール飛ばして旨味を残す作業。加えて肉の臭みも取り除いてくれる。
5分程煮込んだら、トマト缶と塩一つまみを加え、煮込む。ひたすら煮込む。
最初は味見しても、まとまりの無い味に感じるが、煮込み始めて30分程度から一体感と強い旨味が感じられるようになる。
仕上げ
肉、ソフリット、ワインの旨味が十分に一体化し、旨味が引き出されたら、塩コショウと塩味の調整と、粉チーズで最後のコクを加える。この辺りは自分が旨い!と思える程度でどうぞ。
実食
出来上がった品がこちら。
旨い。食べる前から旨い。今回はベースのボロネーゼソースに、別で油多めでじっくり炒めたとろとろのナスを加えた。
重厚感漂うボロネーゼソースと見るからにモチモチとした手作り生パスタ。それをジューシーなナスが彩っている。
一思いにかぶりつきたいが、まずは嫁に食べてもらう。
嫁『モグモグ』
嫁『☺』。作ってよかった。
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