自家製りんご酢で作った「りんごの残りカス」は、料理の隠し味になりますから、捨てるのはもったいないです。
りんご酢で余った林檎は、肉料理からサラダまで、幅広い食材と相性抜群です。
今回は、りんご酢の林檎を使ったアレンジレシピをご紹介します。
りんご酢で余ったりんごの活用法が分かりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
りんご酢で余った林檎は、隠し味になる!
りんご酢を作る過程で余った、発酵された林檎の実は、料理で大活躍します。
りんご酢と同様に、余った林檎の実は、フルーティーな香りでまろやかな味わいをしています。
ただ、以下の注意点があるので確認おきましょう。
【ポイント】
- 発酵から6ヶ月未満の林檎は苦みが強いので、加熱処理して使う
- 発酵から6ヶ月以上経過した林檎は、生でも美味しい
発酵から6カ月未満の林檎は苦みが強いので、料理に使うなら加熱処理することをおすすめします。
熟成から6ヶ月経過した林檎であれば、味にまとまりが出ますから、生で食べても、ドレッシングにしても美味しいです。
りんご酢で余った林檎は、しっかり熟成されれば料理で活躍しますので、捨てずに取っておきましょう。
りんご酢の残りの林檎を使ったアレンジレシピ4選
ここからは、りんご酢の林檎を使ったアレンジレシピをご紹介します。
【りんご酢の林檎を使ったレシピ】
- 生姜焼きのタレ
- 手先煮込み
- 野菜カレー
- りんご酢ドレッシング
それでは、見ていきましょう。
レシピ1.お肉と相性抜群!りんご酢の残りで生姜焼きのタレ
りんご酢で残った林檎のカスは、生姜焼きのソースとしてアレンジできます。
りんご酢の味が染みついた林檎をソースに加えると、酸味をほのかに漂わせ、コクの効いた深みのある味に大変身します。
りんごは多めに使うので、りんご酢のカスを大量消費したい時にもおすすめのレシピです。
【材料】りんご酢の残りを使った生姜焼きのタレ
材料 | 分量 |
---|---|
豚ロース生姜焼き用 | 300g |
小麦粉 | 適量 |
調味料 | 分量 |
---|---|
リンゴ酢の残り(すりおろし) | 大さじ2 |
生姜(すりおろし) | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ2 |
酒 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1 |
【作り方】りんご酢の残りを使った生姜焼きのタレ
- 生姜とリンゴ酢の残りをすりおろし、調味料と全て合わせておく。
- 豚ロース生姜焼き用に、軽く小麦粉をまぶす。
- 油を敷いたフライパンで2を炒めで焼き色が付いたら、調味料1を入れる。
- タレの水っぽさが無くなる程度まで煮詰めて完成。
焼肉のタレにもアレンジできる!
生姜焼きのタレとして今回作ったレシピは、焼肉のタレとしても使えます。
調味料を全て小鍋で煮たたせてアルコールを飛ばせば完成です。
生姜やリンゴ酢の酸味が油っぽさを軽減してくれますので、少し脂身の多い豚肉がぴったりですが、さっぱり食べたいときには鶏モモ肉、鶏むね肉でも美味しいですよ!
レシピ2.お酢の代わりに!りんご酢の余った林檎を使った手羽先煮
りんご酢で余った林檎は、煮物の味付けにもおすすめです。
ホロホロな手羽先煮を作るときは、お酢を入れることが多いですが、今回はりんご酢の林檎に替えて作りました。
りんご酢の残りの林檎を使えば、お酢よりも、まろやかな甘みやコク深さを感じられるでしょう。
【材料】りんご酢の余った林檎を使った手羽先の煮物
材料 | 分量 |
---|---|
大根 | 2/3本 |
手羽元 | 10枚 |
黒こんにゃく | 1枚 |
たまご | 4個 |
調味料A | 分量 |
---|---|
リンゴ酢の残り(すりおろし) | 大さじ5 |
水 | 300cc |
酢 | 100cc |
醤油 | 大さじ6 |
酒 | 大さじ3 |
みりん | 大さじ3 |
【作り方】りんご酢の余った林檎を使った手羽先の煮物
- 大根は4cm程度の厚さの食べやすい大きさに切り、カツオ出汁(分量外)を加えたお湯で20分程下茹でする。
- 手羽元はフライパンで表面だけ焼き目がつく程度に焼いておく。
- 卵はゆで卵にしておく。
- 大きめの鍋に調味料と下茹でした大根、手羽元、ゆで卵、手でちぎった黒こんにゃくを加えて煮汁が1/2位なるくらいまで煮込む。途中で全体を混ぜてる。
- 1時間程、寝かせて味を染み込ませてから、温めなおして完成。
レシピ3.まろやかなコク!リンゴ酢の残りでほうれん草チキンカレー
カレーと林檎の相性が良いことは、大手カレールーのメーカーが商品化していることからもご存知の方は多いはず。
りんご酢で残った林檎のカスは、カレーとの相性も抜群です。
ほのかに甘さを残したりんご酢の林檎は、甘いだけでなく、果物独特の深みのある酸味も持ち合わせています。
一見、味が尖っているように感じる林檎酢の林檎でも、じっくり煮込めばまろやかな味わいに変化します。
林檎のカスの大量消費にもおすすめですから、ぜひ隠し味に加えてみてください。
【材料】りんご酢で余った林檎を使った野菜カレー
材料(3人分) | 分量 |
---|---|
カレールー | 1/2箱 |
水 | 800cc |
玉ねぎ | 1個 |
リンゴ酢の残り(すりおろし) | 大さじ5 |
にんにく | 3片 |
鶏むね肉 | 1枚 |
ほうれん草 | 1袋 |
クミンシード | 小さじ1/2 |
【作り方】りんご酢で余った林檎を使った野菜カレー
- 鶏むね肉はあらかじめたっぷりのお湯でゆでて、蒸し鶏を作っておく。
- ほうれん草は下茹でして、冷水で締めて、3,4cm幅に切りそろえておく。
- フライパンに油を敷き、みじん切りのにんにくを加えて弱火で炒めて香りを出す。
- 3にみじん切りの玉ねぎをに加えて10分程、じっくり炒める。
- 4にクミンシード加えて油と馴染ませるように軽く炒める。
- 5にすりおろしたリンゴを加えて酸っぱい香りが柔らかくなるまで炒める。
- 6に水を③に加えて1煮立ちさせる。
- 7にカレールーを加え全体が馴染んだら、裂いた蒸し鶏とほうれん草を加えて完成。
調理のポイント
りんご酢の残りの林檎は、包丁で切らずに、摺りおろします。
りんご酢の林檎にしっかり火を通すことで、角がなくなり、他の食材と調和のとれた味へと変わります。
ただ、りんご酢の林檎は、カレールーの味に負けてしまう可能性があります。
りんご酢の味を味わいを残したい時は、あれこれと隠し味を入れずに、シンプルな味付けにするのがポイントです。
レシピ4.超簡単!りんご酢の残りでサラダのドレッシング
りんご酢で余った林檎は、野菜との相性が良いため、ドレッシングにぴったりです。
ドレッシングの種類は、和風から洋風まで幅広いジャンルで活用することが可能です。
6ヶ月発酵した林檎であれば、そのまま食べても美味しいです。
熟成された林檎は、ドレッシングにせずに、細かく刻んだ林檎の実をサラダに混ぜても美味しいのでお試しください。
【材料】りんご酢の残りでサラダのドレッシング
材料 | 分量 |
---|---|
りんご酢の残り(みじん切り) | 大さじ1 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
水 | 大さじ1 |
マヨネーズ | 小さじ1 |
塩 | 適量 |
【作り方】りんご酢の残りカスでサラダのドレッシング
- りんご酢の残りカスの林檎を摺りおろす
- 林檎とその他の材料を混ぜ合わせ、良く混ぜる。
まとめ
りんご酢で余った林檎の実は、料理に活用できますから、捨てずに取っておきましょう。
ただし、熟成から6ヶ月経過していない林檎は、苦みが強い傾向があるので、加熱処理をすることをおすすめします。
6ヶ月以上発酵させた林檎の実は、まろやかな味わいで食べやすいので、生で食べてもドレッシングにしても楽しめます。
りんご酢で余った林檎の実は、肉から野菜まで幅広い食材と相性が良いので、ぜひ活用して無駄なくいただきましょう。